大人の受け口の治療
下顎前突の治療に当医院では、上顎を大きくすることで治療しております。
その理由として、下顎前突の人は上顎が小さい人がほとんどであるからです。
他に、下顎を小さくする方法がありますが、手術が大規模で全身麻酔、1ケ月ほどの入院が必要です。
上顎を大きくするのに必要なのは簡単な上顎の手術と6ケ月間、フェイスマスクを毎晩付けるだけです。
手術も親知らずの抜歯程度の簡単なオペです。
これからご紹介する症例は、成人の男性で骨格性の受け口の方です。
上顎を大きくすることで歯並びも顔のプロフィールも改善した症例です。
横顔です。上顎が後退しているのがわかります。鼻の下がかなり陥凹しているのがわかります。
口腔内です。下の歯が上の歯より前に出て完全な骨格性反対咬合になっています。
上顎を手術で縦に切り、上記の急速拡大装置を装着します。
1日10時間目標で上記のフェイスマスクを患者さんに付けてもらいます。
上顎を前方にけん引します。
だいぶ上顎が前に出てきました。もう少し前歯を前に出すために早期に上だけブラケットを装着しました。
下の前歯を下に沈めるために下顎にもワイヤーを付けていきます。
上の前歯が下の前歯を超えて前に出てきました。
急速拡大装置を取ったあと上下の歯をワイヤーで並べていきます。
きれいな歯並びになりました。下記の最初の歯並びと見比べてください。
横顔の変化も見てください。
上の顔が矯正後です。お鼻の下の陥凹感が下の矯正前のお顔に比べて改善されました。
当医院では、矯正をただ歯並びだけ綺麗にするだけでなく、お顔のプロフィールを整えることや、
左右に顎が偏位している症例など他の医院では難しいと言われた方にも色々な治療法のご提案をしています。
随時無料相談しておりますので、一度お越しください。
主訴: 受け口が気になる。
・上顎骨切断OPE
・矯正装置(急速拡大・BH)併用
・ミニインプラント、顎間ゴム併用
治療の流れ
・上顎が後退しており、鼻の下がかなり陥没しているので、上顎を手術で縦に切り、急速拡大装置で顎を拡げ、フェイスマスクで前方に牽引しました。
・下の歯が上の歯より前に出ており、完全な骨格性反対咬合になっているので、下顎もBHで顎を拡げました。
・上顎が前に出てきたら、上下顎にワイヤーを付け、さらに前歯を前に出しました。
・矯正装置除去後、ワイヤー・顎間ゴム・ミニインプラントを併用し、歯並びを綺麗に整えました。
33歳男性 | 県西部在住 |
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治療期間 | 3年4ヶ月 |
費用 | 「診療代 30,000円+税」 「治療代 720,000円+税」 「上顎骨切断OPE 150,000円+税」 「矯正装置(急速拡大・BH・フェイスマスク) 210,000円+税」 「ミニインプラント 100,000円+税」 「月々の調整費 5,000円+税」 |
リスク | ・矯正装置装着後、数日間は歯が浮いたような痛みがあります。 ・ワイヤーや器具が歯茎や唇にあたり、傷や口内炎ができやすくなります。 ・稀に、歯を動かすことで歯根吸収、歯髄壊死を起こす可能性があります。 ※歯根吸収…歯の根が短くなること ※歯髄壊死…歯髄(歯の中の神経を含めた組織)が死んでしまうこと ・成長期の歯並びに影響したり、親不知が生えたり、顎関節症の原因となる場合には、抜歯をする可能性があります。 ・矯正治療途中で、白いプラスチック(レジン)を使って、歯の形態修正を行う可能性があります。また、エナメル質を削って隙間を作ったり、抜歯を行う可能性もあります。 ・白い被せ物(セラミックなど)や、保険外の被せ物をされている方は、歯の表面にブラケットなどの器具を付けるため、除去する際に欠けるなどの破損したり、形が変わるなどの審美性が損なわれる可能性があります。 ・矯正治療中に虫歯が発見された場合は、同時に治療することも可能ですが、歯の形に大きく影響がある場合は、矯正治療を中断する可能性もあります。 |
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