矯正治療ブログ一覧
抜歯矯正は必要なのか?
矯正治療はただ前歯を綺麗に並べるのが目的でなく、上下の歯が調和の取れたかみ合わせにすることが必要です。 お口の中の上下の歯がうまくかみ合っていて初めて物を咀嚼(かみつぶす)ことが出来るのです。 抜歯をせずに歯を並べられることが理想なのですが、どうしても抜歯が必要な時もあります。 抜歯矯正でよくするのが左右上下の小臼歯を抜いてそのスペースを使って前歯の歯並びを治したり前歯を引っ込めたりします。 抜歯矯正を提案した時によく質問されるのが、「小臼歯を抜いて咬むのに支障は出ないのか?」という質問です。 歯は、た ………
矯正中の食事制限が生活における支障はあるのか?
2019年3月23日 (土)
カテゴリー :
矯正中は今までの咬みあわせが一旦リセットされる場合があるのでその期間はうまく上下の奥歯が咬み合わさらず食事を咬むことが難しくなることがあります。また矯正中は歯が動いている途中なので当然硬いものなどは食べないようにお願いしています。ただ皆さんに言える事ですが、1月もすると矯正器具に順応していきますので食べるのに支障が無くなってきます。 ワイヤー矯正については、ワイヤーとブラケット(歯に付ける器具)を透明なエラスティック(輪ゴム)で留めるのですが、カレーやスパゲティーなどの色の濃い食事をするとその色にエラスティックが染まってします ………
矯正をするメリットとデメリットとは?
2019年3月21日 (木)
カテゴリー :
矯正をすることでのメリットはただ歯並びが綺麗になって見た目が良くなる以上に口腔機能を正常に保つというメリットがあります。 唾液の流れが正常になることで自浄作用が高まり虫歯、歯周病になりにくくなります。また舌、口唇の機能が正常に働くことによるメリットもあります。 例えば今まで上の前歯が前に出てしまってうまく上下の唇を閉じることが出来なかった方が矯正をして前歯を引っ込めて唇を閉じることが出来るようになると物を飲み込みやすくなったとか、口呼吸から鼻呼吸に移行しやすくなります。それ以上にまず矯正を終わった方の表情が変わります。今 ………
鼻呼吸の重要性
2019年3月19日 (火)
カテゴリー :
人間以外の動物は鼻呼吸をしています。人は言葉によるコミュニケーション能力が発達した過程で口で呼吸することを覚えてしまったといわれています。 ではなぜ口呼吸が悪いかというと、そもそも口は呼吸で使う器官でなかったので吸った空気をろ過したり加湿、加温したり、異物を取り除く機能を有していないことです。 口から吸った空気(空気中のほこりや菌などをろ過せず乾いた空気)が直接喉や気管粘膜に届いて慢性的に扁桃腺が腫れたりアデノイドが大きくなってしまたりします。それにより気道が狭くなり鼻呼吸しにくくなります。 一方鼻呼吸すると鼻の微 ………
乳歯の段階では矯正はするべきか?
2019年3月17日 (日)
カテゴリー :
矯正を考える年齢として、3歳~6歳の乳歯期と6歳~12歳の乳歯永久歯混合歯列期と12歳~16歳の永久歯列期があります。 乳歯期はまず機能トレーニングを主にするのが一般的です。この時期に無理やり口腔内に器具を入れると歯医者に対してトラウマを生み歯医者さん嫌いになってしまい逆効果です。 この時期は正しい嚥下(物の飲み込み方)や鼻呼吸を獲得が重要です。そのために一番大切なことは舌の位置です。低位舌(舌の位置が下がっている状態)の場合下の前歯ばかり前に押すので下顎が成長しやすく下顎前突(受け口)になりやすいですし、中位舌の場合は ………
矯正後に後戻りする可能性は?
2019年3月15日 (金)
カテゴリー :
矯正で歯を動かすとその後に元に戻ろうとする力が歯にかかるようになります。特に捻転(歯が回転している状態)は後戻りしやすいと言われています。 そのため当医院ではオーバーコレクションという方法を使います。これは過度矯正と言われるもので、後戻りするのを計算して少しオーバー目に歯を動かす方法です。 また一般的には保定(リテーナ)を付けます。保定とは、矯正で動かした歯が後戻りしないように装置や器具で歯を一定期間固定する事です。 保定装置として歯の裏側に細いワイヤーを貼り付けることで歯を固定して動かないようにする方法があります ………
矯正の金額の相場?
2019年3月13日 (水)
カテゴリー :
矯正の方法として、大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。 また矯正の範囲として、全顎矯正(上下全ての歯に対して動かして矯正)と部分矯正(部分的に歯を動かす)があります。部分矯正の中に前歯の部分だけ治すプチ矯正と奥歯の歯を動かすMTMがあります。 まず全顎のワイヤー矯正には表側のワイヤー矯正と裏側ワイヤー矯正があります。 表側ワイヤーには器具の種類(白い器具か金属の器具)ワイヤーの種類(白いワイヤーか金属のワイヤー)によって費用が変わります。当医院では60万円~72万円です。 裏側ワイヤーには、 ………
矯正を始める年齢とは? 年齢制限はあるのか?
2019年3月11日 (月)
カテゴリー :
小児に関しては、小学校2年生と5年生が最適と考えています。 なぜなら小学校2年生は、下顎の前歯4本が生え揃う年齢で、乳犬歯がまだしっかりしているので下顎の側方拡大(顎を横に広げる)には最適な年齢だからです。 また5年生は第2乳臼歯が永久歯と抜け替わる時期で、この時期に永久歯への生え変わりがスムーズに行われないとその後ろにある6歳臼歯(永久歯)が前方に転位(前に移動)したり前方傾斜してしまい次に生えてくる永久歯の萠出スペースを減らしてしまい、歯並びを乱してしまうのでその予防も兼ねてこの時期から矯正を始めるのが最適です。 ………
2019年3月25日 (月)
カテゴリー :